2007 Fiscal Year Annual Research Report
創傷治癒過程における骨髄由来実質細胞とルミカンの役割-美しい治癒をめざして
Project/Area Number |
19592024
|
Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
大橋 裕一 Ehime University, 大学院・医学系研究科, 教授 (00116005)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白石 敦 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (90314963)
|
Keywords | 創傷治癒 / 角膜上皮 / Lumican / Keratocan / 骨髄移植 / キメラマウス / GFP mouse / Knock-out mouse |
Research Abstract |
今回の研究に使用するマウスのバックグランド遺伝子をC57/BL6JにそろえるためLumican knock-outマウス(Lum^<-/->),Keratocan knock-outマウス(Kera^<-/->)とTgN(GFPU)5Nagy(以下GFPtg:Green Fluorescent Protein(GFP)を発現するマウス)をC57/BL/6Jに6回掛け合わせを行った。他施設とマウスを共有できるよう、またspecific antigen感染によるマウスコロニーの消失を予防するため、愛媛大学附属生物資源分野の協力のもとLum^<-/->, Kera^<-/->及びGFPtgマウスの凍結精子及び凍結胚保存を行った。現在Lum^<-/->及びKera^<-/->とGFPtgとを交配してLum^<-/->;GFPtg及びKera^<-/->;GFPtgを作成し、実験に必要な数を確保するために交配中である。蛍光実体顕微鏡で角膜実質中のGFP陽性細胞の画像取り込むためにナリシゲ社製脳定位固定装置装置を改良してマウス角膜観察用装置を作成した。また尾静脈より骨髄細胞注入が確実にできるよう、C57/BL/6Jの尾静脈が手術用顕微鏡下で視認できる照明装置(マウス尾静脈注入システム)を作成した。Lumican及びKeratocan蛋白の免疫組織及びWestern blots用に以前作成した抗体が感度特異度ともに減少しており市販の抗体を試用する一方で新たにウサギポリクローナル抗体を作成すべきかを検討中である。
|