2007 Fiscal Year Annual Research Report
C1qtnf5遺伝子異常による加齢黄斑変性症モデルの作成と解析
Project/Area Number |
19592043
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
亀谷 修平 Nippon Medical School, 医学部, 講師 (30302269)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山木 邦比古 日本医科大学, 医学部, 教授 (20125751)
後藤 陽子 日本医科大学, 医学部, 講師 (80277524)
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Keywords | 遺伝学 / C1qtnf5 / Mfrp |
Research Abstract |
C1qtnf5遺伝子異常マウス作成のためC1qtnf5のcDNAをクローニングした。今回我々はPCRを用いたクローニング法を行った。近年high-fidelityのDNAポリメラーゼがいくつか開発され、それらの中でもKOD-plus-DNA polymerase(TOYOBO)は非常にfidelityが高く比較的長いcDNAのクローニングも可能となった。我々はマウス眼球を摘出後、網膜色素上皮およびこれの付着した網膜組織を分離し、AGPC法を用いてRNAを抽出した。抽出したRNAからPoly(A)^+ RNAを精製し、これを用いてfirst strand cDNAを作成した。このfirst strand cDNAをテンプレートとして、MfrpおよびC1qtnf5の全長cDNAをKOD-plus-DNA polymeraseで増幅した。挿入効率を上げるためTOPOイソメラーゼIで活性化した3'-dT突出末端を持つ直鎖状のベクターであるpCR-Blunt II-TOPOベクター(invitrogen)を用いた。適切なサイズのインサートをもつプラスミドをミニプレップで確認後、精製し、DNAシークエンシングを行いcDNAに誤った塩基配列がないことを確認した。今後、クローニングしたcDNAを制限酵素を用いて切り出し、genomic libraryのスクリーニングに利用する。得られたgenomic DNA断片をターゲティングベクターにサブクローニングする。ES細胞(129Svev)を用いたエレクトロポレーション後、G418による薬剤耐性選別を行う。
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