2007 Fiscal Year Annual Research Report
融合遺伝子を標的とした横紋筋内腫胞巣型に対する分子標的治療の開発
Project/Area Number |
19592056
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
米田 光宏 Osaka University, 医学系研究科, 助教 (30372618)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福澤 正洋 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (60165272)
大植 孝治 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (50314315)
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Keywords | 横紋筋肉腫 / 融合遺伝子 / RNA干渉 / 分子標的治療 |
Research Abstract |
胞巣型横紋筋肉腫融合遺伝子に対するsiRNAの構造決定を行うべく、遺伝子構造の検討を行っていたところ、以下の論文が発表された。「Kikuchi K, et. al.: Effects of PAX3-FKHR on malignant phenotypes in alveolar rhabdomyosarcoma. Biochem Biophys Res Commun 365:568-574, 2008 (available online 20 Nov. 2007)」。本論文ではPAX3-FKHR融合遺伝子に対するRNA干渉を行うと細胞増殖抑制が得られるとされる。ただし、siRNA導入にはin vitro実験で多用されるlipofection法が用いられており、我々が使用を予定しているHVJ-envelope法ではない。In vivoでsiRNAを投与する際には、生体内での導入に有利なHVJ-envelope法が適切で、将来の臨床応用に際しても有用であると思われる。したがって、我々はHVJ-envelope法によるRNA干渉を行う方針とした。そこで、横紋筋肉腫細胞株に前述の論文で使用されたsiRNAの導入を行うべく、導入条件を検討している。また、もう一つのPAX7-FKHR融合遺伝子に対するRNA干渉を行うべく、遺伝子構造の検討を行っている。ただし、胞巣型横紋筋肉腫細胞株の中で、PAX7-FKHR融合遺伝子を発現している細胞株が得られていない。このため、種々の細胞株におけるPAX7-FKHR融合遺伝子発現を検討中である。なお、それぞれの融合遺伝子発現定量を行うために、real time RT-PCRの系を作成している。さらに、将来のin vivo実験に備えて、マウスに対するsiRNA投与実験を行っている。
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