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2008 Fiscal Year Annual Research Report

骨トランスポート法による頭蓋骨欠損の再建新生骨に発現するBMPの局在と経時変化

Research Project

Project/Area Number 19592078
Research InstitutionIwate Medical University

Principal Investigator

本多 孝之  Iwate Medical University, 医学部, 助教 (30275549)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 宇月 美和  岩手医科大学, 医学部, 講師 (50305992)
Keywords再生医学 / 骨トランスポート法 / BMP
Research Abstract

本研究では頭蓋骨の骨トランスポート法による再建新生骨におけるBMP-2、-4、-7の発現部位と時間的な発現量の変化を明らかにすることを目的とした。
体重約3kgの成熟した日本白色家兎を使用。頭頂部に作成した15x15mmの頭蓋骨全層欠損を欠損に隣接した骨片を約30日間で移動することにより再建した(骨トランスポート法)。延長開始2週目、4週目、延長終了後2週目、4週目で屠殺し、頭蓋骨を摘出した。摘出した頭蓋骨は4%パラフォルムアルデヒドで固定、その後脱灰処理しパラフィン包埋した。標本は骨の延長方向に沿って切り出しを行い、切片をBMP-2、-4、-7に対する一次抗体を用いてABC法にて免疫染色を行った。
結果:【BMP-2】延長開始2週目より骨断端部に陽性細胞がみられるようになる。延長開始4週目になると新生骨周囲に陽性の骨芽細胞が多くみられるようになった。延長終了後2週目では骨延長部の線維組織内の陽性細胞が目立つようになり、延長終了後4週目ではさらに線維組織内の陽性細胞が目立つようになった。この頃には新生骨は成熟してきており、周辺の骨芽細胞は少なくなる。【BMP-4】延長開始4週目頃より骨断端部の陽性細胞がみられるようになる。延長終了後2週目で新生骨周囲の陽性骨芽細胞がみられるようになる。骨延長部の線維組織内にもまばらに陽性細胞がみられるようになった。延長終了後4週目では新生骨周囲の陽性細胞が増加し、線維組織内の陽性細胞も多くみられるようになった。【BMP-7】延長開始後4週目で新生骨周囲に陽性の骨芽細胞が多くみられるようになった。延長終了後2週目で陽性骨芽細胞のほか、骨延長部の線維組織内に陽性細胞がまばらに観察されるようになった。延長終了後4週目では骨の成熟とともに陽性骨芽細胞は少なくなり、線維組織内の陽性細胞が増加した。

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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