2007 Fiscal Year Annual Research Report
発生と再生過程でのFGFとBMPの相互作用解明から骨再生制御治療システムへの応用
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19592113
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
河井 まりこ Okayama University, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (40379839)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 敏男 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (30107776)
秦 正樹 兵庫医科大学, 医学部, 特別研究員 (10446057)
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Keywords | 発生 / 骨 / 再生 |
Research Abstract |
1)FGFR1,FGFR2,Sprouty2の遺伝子抑制あるいは過剰発現状態でのニワトリあるいはマウスの顎骨ならびに頭蓋顔面骨形成の表現型と遺伝子発現パターンの解析:FGFR1、FGFR2を抑制状態にしたニワトリ胚での頭蓋顔面骨の発生を観察したところ、顎骨の形成においてはコントロール群と比較し、骨長が有意に短くなった。さらに、骨格標本を作成したところ、前頭骨ならびに上顎骨において、骨欠損部位が観察された。また、組織切片作成を行なったところ、コントロール群と比較し、骨形成が未熟な部位が観察された。さらに、組織切片上で種々の骨形成関連因子遺伝子の発現パターンを観察したところ、特にRunx2の遺伝子の発現が強く発現しているのが観察された。 2)Fgfr1コンディショナルノックアウトマウスからの細胞の単離とその骨誘導能と遺伝子発現パターン:Fgfr1コンディショナルノックアウトマウスからの細胞の単離を試み、その後、一ヶ月間、培養を行なった。その結果、野生型マウスからの細胞と比較し、骨誘導能の指標となるALP染色、ならびアリザニン赤染色において有為な差を認めた。また、頭蓋骨あるいは下顎骨からといった細胞の採取部位によって、その細胞の骨誘導能のパターンが異なった。さらに、培養10日、20日後の遺伝子発現パターンを全RNAの回収の後、PCR法で解析した結果、fgfr2,fgfr3などの他の受容体の発現とその下流因子については連動した発現パターンが認められた。
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