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2007 Fiscal Year Annual Research Report

シスタチンCの結合タンパクの検索と骨形成における機能解析

Research Project

Project/Area Number 19592117
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

城戸 瑞穂  Kyushu University, 大学院・歯学研究院, 准教授 (60253457)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 渡辺 敏之  九州大学, 大学院・歯学研究院, 特別研究員 (70367522)
田中 輝男  九州大学, 大学院・歯学研究院, 教授 (60077667)
檀上 敦  九州大学, 大学院・歯学研究院, 学術研究員 (80452712)
KeywordsシスタチンC / Yeast Two-Hybrid法 / 骨芽細胞
Research Abstract

シスタチンCは、非糖鎖性のアミノ酸120残基からなる分子質量13.359ダルトンの一本鎖のポリペプチドで、システインプロテアーゼインヒビターの一種としてよく知られている。細胞外に分泌されるシスタチンCは、唾液や乳汁、尿、脳脊髄液に多く分布しており、近年、ES細胞が神経幹細胞への分化をシスタチンCが促進することや、海馬の細胞の増殖因子として働くとの報告もされ、再生療法を目指した研究においても有望な分子として着目されつつある。そこで、シスタチンCが骨の形成に与える影響を明らかにすることを目的として実験を行った。実験にはヒト尿から精製されたnativeのシスタチンCを用いた。マウスあるいはヒトの骨髄由来の間葉系幹細胞にシスタチンCを添加し、石灰化誘導培地で培養したところ明らかに石灰化組織形成が向上し、アルカリフォスファターゼ活性およびカルシウム濃度の上昇が確認された。骨芽綿胞の転写因子や分化のマーカーの発現解析を行ったところ、骨芽細胞の分化が促進しており、石灰化能が向上することが示唆された。
さらに、シスタチンCがどのように機能しているのかを知るために、相互作用するタンパク質の同定することを目的としてYbast Two hybid法により解析した。マウスシスタチンC全長をbaitにして、マウス脳のcDNAライブラリーから相互作用する候補をスクリーニングした。200個の陽性コロニーを選出し、その中からベーターガラクシドシダーゼの発色が濃いコロニーを48個選出した。酵母からプラスミドを精製し、DNAシークエンスをして、9個の既知の候補タンパクを見出した。今後invitroあるいはinvivoで相互作用をしているのかどうか検索していく予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] シスタチンCは骨髄由来間葉系幹細胞の骨への分化を促進する2007

    • Author(s)
      檀上敦、山座孝義、城戸瑞穂、下平大治、田中輝男
    • Organizer
      第5回再生歯科医学会
    • Place of Presentation
      東京
    • Year and Date
      20070922-23

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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