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2007 Fiscal Year Annual Research Report

歯周病原性細菌が引き起こす炎症性骨吸収におけるIL-32の役割の解明

Research Project

Project/Area Number 19592123
Research InstitutionKyushu Dental College

Principal Investigator

辻澤 利行  Kyushu Dental College, 歯学部, 助教 (60265006)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西原 達次  九州歯科大学, 歯学部, 教授 (80192251)
井上 博雅  九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (20137326)
Keywords炎症 / サイトカイン / 歯周病原細菌 / インターロイキン
Research Abstract

歯周病原性細菌が歯周組織に引き起す炎症反応におけるインターロイキン(IL)-32の役割を明らかにするため、IL-32の遺伝子発現の検出系の開発を試みた.まず、DNA・RNA塩基配列データーベースからIL-32遺伝子の情報を取得し、複数のIL-32遺伝子またはtranscript variantの遺伝子解析を行なった.これら遺伝子のBLAST検索を行ったところ、IL-32には、複数のisoformが存在することが明らかとなった.これら遺伝子の検出をPCRおよびリアルタイムPCRでおこなうためのプラーマー配列の設計を行ない、複数のisoformを共通の大きさとして検出できる条件および最も大きなisoformのみを検出できる条件を決定した.また、PCRで複数のisoformを異なる大きさで検出できる条件も開発した.
次に、歯周組織において炎症発現に重要な細胞として、マクロファージに着目し、菌体成分をマクロファージに作用させたときにIL-32の発現に影響を及ぼすかどうかを検討した.マクロファージとしてヒト単球様細胞(THP-1細胞)をフォルボールエステルで活性化した後に菌体成分として9つのToll様受容体アゴニストを作用させ、IL-32の発現をPCRで解析した.その結果、9つの成分のうちいくつかはIL-32の発現を上昇させる傾向があった.平成19年度中に再現性を確かめることができなかったため、次年度に再現性を確かめたいと考えている.

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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