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2008 Fiscal Year Annual Research Report

EBウイルス感染モデルマウスを用いた臓器特異的自己免疫疾患発症機構の解明

Research Project

Project/Area Number 19592137
Research InstitutionTsurumi University

Principal Investigator

井上 裕子  Tsurumi University, 歯学部, 講師 (50367306)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 斎藤 一郎  鶴見大学, 歯学部, 教授 (60147634)
美島 健二  鶴見大学, 歯学部, 准教授 (50275343)
山田 浩之  鶴見大学, 歯学部, 助教 (90267542)
KeywordsEBウイルス / 自己免疫疾患 / エストロゲン
Research Abstract

EBウイルスの感染モデルマウスを作出するために、Rag2^<-/->γc^<-/->マウスを用いたヒト化マウスの作出を試みた。Rag2^<-/->γc^<-/->マウスは前年度に検討したsub lethalな量のγ腺、すなわち1.8x2Gyを生後一日以内に照射した。照射により、各臓器の発達に異常が生じていないかを照射後12週齢のマウスで組織学的検討を行った。その結果、卵巣、子宮、精巣で顕著な重量低下を認め、萎縮が認められた。唾液分泌機能には性ホルモンも作用している可能性も示唆されていることから、RIA法によりエストラジオール、ならびにテストステロンの濃度を測定したところ、エストラジオーは照射群と未照射群に差は認められなかったが、テストステロンは未照射群に比べて照射群ではその値は半分以下に減っていた。一方、ヒト化マウスの作出の為、臍帯血由来のCD34陽性細胞を磁気ビーズ法により分取してマウスの肝臓に移入した。その後マウスが4週齢に達した時点で採血し、ヒトリンパ球の割合をフローサイトメトリーにより解析を行った。その結果、ヒトCD3陽性細胞は殆ど検出できず期待したCD34陽性細胞からのヒト細胞の定着、増殖は認められなかった。
また、EBウイルスと類似のマウスヘルペスウイルスを用いた検討を行う為、ATCCより購入したMHV-68を宿主細胞であるBaby hamster kidney cell (BHK-21)に感染させ、その活性をplaque assay法を用いて評価した。ウイルス液は活性を測定したのちマウスへの感染まで-80℃で保存した。ウイルスを感染させたマウスについて卵巣摘出を行い、ウイルス活性化の有無を検討したが、卵巣未摘出マウスと比べ明らかな差は認められなかった。その他、微生物由来物質の投与による涙腺・唾液腺局所の炎症増の検討も行い、polyI: Cにより涙腺に有意な炎症像を認めることができた。

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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