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2007 Fiscal Year Annual Research Report

接着性レジン上にセメント質再生を伴う垂直破折歯根接着治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 19592191
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

田中 佐織  Hokkaido University, 北海道大学病院, 助教 (90344522)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 菅谷 勉  北海道大学, 大学院・歯学研究科, 准教授 (10211301)
宮治 裕史  北海道大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (50372256)
Keywords4META / MMA-TBBレジン / 接着治療 / 垂直歯根破折 / 再生療法 / セメント質
Research Abstract

これまでは垂直歯根破折歯は多くの場合で抜歯となっていたが、近年接着性レジンセメントを用いて、接着治療(破折部をレジンで封鎖、破折部からの漏洩による感染を防止する)を行い、良好な成果を上げている。一方、歯周組織破壊が進行している陳臼性破折の場合、破折線に沿って深いポケットが残存することが多く、長期的に抜歯に至る原因の一つと考えられる。そこで破折部を修復したレジン面に象牙質が存在すれば、すでに歯周組織再生療法として応用されているエムドゲインを併用することによってセメント質形成が可能となり、破折線に沿って形成されるポケットが消失し、接着治療法の予知性が高まると考えた。本研究の目的は、4-META/MMA-TBBレジン上に歯周組織が再生する可能性があるかを明らかにすることである。
1・レジンに含有する象牙質粉末の最適な粒径、配合比の検討;ウシ歯根象牙質を粉砕し、異なる粒径の象牙質粉末作製(直径150μ,75μ)、ポリマーに対する配合比を0、12.5、50%として、レジン試料を作製した。
2.試験片の性質の検討:1)接着力と封鎖性:粒子径、配合比が大きくなると接着力は低下した。
2)生体親和性:作製した試料上に培養歯根膜細胞を播種、培養した。粒子径、配合比の違いによる生体親和性の違いはみられなかった。
3.イヌ歯根面に充填した場合の組織反応の評価
ビーグル犬の歯根から作製した象牙質粉末とレジンを上顎前臼歯の近遠心根面に直径1mmの窩洞を形成し、充填、硬化後研磨をおこなった。術後6週後に脱灰薄切標本を作製、試作レジン上に形成されたセメント質量を計測する。

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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