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2007 Fiscal Year Annual Research Report

埋入トルク直に基づくインプラント補綴治療の新しいプロトコールの展開

Research Project

Project/Area Number 19592247
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

木原 優文  Kyushu University, 大学病院, 医員 (40419536)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 荻野 洋一郎  九州大学, 大学病院, 助教 (50380431)
鮎川 保則  九州大学, 大学病院, 講師 (50304697)
古谷野 潔  九州大学, 歯学研究院, 教授 (50195872)
Keywords細胞・組 / 歯科インプラント / オッセオインテグレーション / 埋入トルク
Research Abstract

本研究ではインプラントの埋入トルク値がオッセオインテグレーションにどのような影響を与えるか、また咬合負荷を開始するにあたって、基準を与えうるかを検討するものである。
これまでの実験では前者の埋入トルク値とオッセオインテグレーション、周囲骨の変化を実験動物にビーグル犬を用いて検討を行った。これまで我々が取り組んできた研究同様に下顎臼歯を抜歯し、骨の治癒後、今回はGC社製ナローインプラントを埋入した。実験前の我々の予想とは異なり、埋入プロトコールでは45Ncm以上は高すぎるとされているものの、ビーグルの骨質がやわらかく、この高い埋入トルク値を示す実験群は多く認められなかった。また、認められたものでも、良好なオッセオインテグレーションを獲得できているものと、骨吸収を引き起こしている実験群が認められ、今回の実験では一致した見解は得ることができなかった。今回の実験では、低い埋入トルク値(30Ncm以下)の揚合でも咬合負荷を与えないため、骨接触率は標本上では特に大きな差は認められない傾向にあった。しかし、今回はオッセオインテグレーションの評価は骨接触率のみであり、その機械的強度(骨との接触強さ)は測定していないため、今後、咬合負荷を付与することにより、インプラントの動揺の有無やインプラント周囲骨の変化を検討する必要性が感じられた。また、咬合負荷を開始する時期にも差を尊えることによって、そのオッセオインテグレーションの評価が可能になると考えられた。次年度では、分子レベルでの検討を付け加えること、また咬合負荷の付与を行い、埋入トルク値がインプラント周囲骨、あるいは咬合への寄与にどのような関連があるかを検討する予定である。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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