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2008 Fiscal Year Annual Research Report

骨埋入炭酸含有アパタイトによる新生骨誘起メカニズム

Research Project

Project/Area Number 19592268
Research InstitutionAsahi University

Principal Investigator

小萱 康徳  Asahi University, 歯学部, 准教授 (30076046)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 土井 豊  朝日大学, 歯学部, 教授 (40116067)
久保 金弥  朝日大学, 歯学部, 講師 (00329492)
Keywords代用骨 / 炭酸含有アパタイト / 多核巨細胞 / 骨形成 / 電子顕微鏡
Research Abstract

前年度の研究の中で我々は、炭酸含有アパタイト(CA)の代用骨としての有用性を光学および電子顕微鏡レベルで示してきた。その中でCA上に新生骨が形成される際、幅100〜200nmの高電子密度帯が形成されることを明らかにした。この構造は新生骨形成の足場になることから、CAのもつbiocompatibilityやosteoconductivityに密接に関係することが示唆される。今回この帯状構造の由来と組織化学的性質をHID-TCH-SP染色法を用いて検索した。CAに隣接してみられる細胞は、(1)多核巨細胞、(2)扁平な線維芽細胞様細胞、そして(3)r-ERが比較的発達した立方形細胞が観察されたが、高電子密度帯を形成するのは(3)の細胞であることを示唆する所見が得られた。この高電子密度帯は電子顕微鏡的にほぼ均質無構造を呈した。骨を構成する細胞外マトリックスには種々の糖タンパクに加え硫酸化グリコサミノグリカンがある。我々はまず後者の存在を確かめるため、硫酸基を有する物質に特異的に反応し硫酸基の数に比例して顆粒の大きさも大きくなるHID-TCH-SP染色法で高電子密度帯を検索した。その結果この高電子密度帯には硫酸化複合糖質(コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ケラタン硫酸、ヘパリン等)が含まれていないことが示された。従って現在接着性物質として知られるRGD糖タンパク(フィブロネクチン等)の存在を免疫組織化学的に検索中である。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2021-09-01  

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