2007 Fiscal Year Annual Research Report
閉塞型睡眠時無呼吸症候群への親しい治療法の試み 中周波筋刺激の効果について-
Project/Area Number |
19592289
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
高田 佳之 Niigata University, 医歯学系, 助教 (40313548)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 正治 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (80195792)
泉 直也 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (10361908)
西山 秀昌 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (60243250)
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Keywords | 睡眠時無呼吸症候群 / 筋刺激 / オトガイ舌筋 |
Research Abstract |
本研究の目的は、従来の即時的なオトガイ舌筋への電気刺激ではなく、周期的な筋刺激によるトレーニングで筋そのものの活性と緊張度の維持を促し、持続的な咽頭部の開大を得ることで、睡眠時の無呼吸を改善できるかを調査するものである。 本年は、オトガイ舌筋への刺激方法を確立することを目標としてきた。刺激は疼痛が少なく深部到達度が高い中周波筋刺激装置を用いることとし、エムスティム ウィット PH-CM100(日本メディックス)を購入した。ボランティアの被研者を対象とし電極の貼付位置、電極のサイズ、刺激の周波数や強度、刺激間隔など条件を変え、被験者に不快症状を与えず筋に十分な効果を与える条件を検討した。 筋刺激効果を判定するため、MRIによる画像評価を検討している。現在、撮影施設の調整と撮影条件の検討を行っている。 筋の刺激効果の機能的評価として筋刺激時の舌圧の計測を企画し、圧の測定、モニターのためPowerLab4/25と4連ブリッジアンプML224(AD INSTRUMENTS:バイオリサーチセンター)を購入した。現在筋刺激時に舌の突出力を有効に測定できるよう口腔内装置に圧センサーを組み込んだ測定器具を考案し、測定条件を検討中である。 睡眠時無呼吸症候群患者を対象としていることから、新潟大学歯学部倫理委員会へ本研究について、申請を行い、承認を得ている。
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