2007 Fiscal Year Annual Research Report
睡眠時無呼吸発生時のみ下顎前突させ閉塞が消失しなければ陽圧送気する治療装置の開発
Project/Area Number |
19592292
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Research Institution | Department of Clinical Research, National Hospital Organization Kyoto Medical Center |
Principal Investigator |
吉田 和也 Department of Clinical Research, National Hospital Organization Kyoto Medical Center, 政策医療企画研究部, 研究員 (90263087)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
陳 和夫 京都大学, 呼吸器内科学, 准教授 (90197640)
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Keywords | 睡眠時無呼吸症候群 / 口腔内装置 / CPAP / 持続陽圧呼吸療法 / 下顎運動 |
Research Abstract |
1.呼吸パターン感知ソフトおよびシステムの構築a.持続陽圧呼吸装置の呼吸パターン感知ソフトプログラムの書き換え。 b.口腔内装置に送気できるように持続陽圧呼吸装置の改造。持続陽圧呼吸装置を改良するため、睡眠時無呼吸を感知して口腔内装置への送気、および無呼吸の改善なければ鼻マスクより送気するようにプログラムを変更中である。 2.舌の感覚と睡眠時無呼吸発症との関連究明 舌の電気刺激による体性感覚誘発脳磁場を解析した。針電極を舌粘膜の表面に接触させ、刺激幅1ms、刺激間隔1sの電気刺激を加えた。健常側の感覚閾値の4倍の強度を用い、1200回加算した。全頭型脳磁図計で記録し、解析にはplanar型204chを用いた。対側半球の最大反応を中心とする18chのroot mean square(RMS)波形より、刺激後10-150msの平均振幅(RMS[10, 150])を求めた。大脳皮質の反応を評価する際には、刺激前の平均振幅を引いた値、aRMS(=RMS[10, 150]-RMS[-50,-5])を用いた。すべての被験者で対側頭頂側頭部に2から4つの反応を認めた。各反応の潜時は、26.6±4.7(P25m)、39.5±5.0(P40m)、55.5±3.1(P60m),81.5±6.9ms(P80m)。P25mは7名中4名、P40mは6名、P60mは4名、P80mは4名に認めた。舌電気刺激による体性感覚誘発脳磁場計測は舌の感覚と睡眠時無呼吸発症との関連究明に有意義な情報が得られる可能性が示唆された。
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Research Products
(9 results)