2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19592295
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
柳 文修 Okayama University, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (50284071)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻極 秀次 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (70335628)
村上 純 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (40362983)
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Keywords | 臨床 / 薬理学 / 遺伝子 / 発現制御 |
Research Abstract |
本年度(〜平成20年3月31日)の研究成果 平成19年度:各種ヒト由来癌樹立細胞株を用いて,「癌幹細胞」の同定。 癌幹細胞同定に先立って口腔癌細胞株における増殖能、転移能、および癌幹細胞マーカー候補のCDl33発現を検討した。 1:MTT assayによる口腔癌細胞株の腫瘍増殖能の検討 口腔癌細胞株5種を培養,MTT assayを用いて倍加時間を計測,増殖能を検討。 3:Boyden chamberによる各細胞の転移能の検討 cell invasion assay kit (CHM ECM550)を用いて各細胞での転移能を検討。転移能の高いものと低いものに分けることが出来、それらのCD1333発現の多寡を比較したが、顕著な差を認めることは出来なかった。 4:マウスモデルによる各細胞株の腫瘍形成能の検討 C3H/HeJ Jclマウス、BALB/Cヌードマウスに腫瘍を移植、継代し、転移能の高い腫瘍を選択し、RNAを抽出した。次年度以降、転移能に関与する遺伝子発現をsubtractiveに検討する。 5:網羅的なPCRアレイ "RT2 profiler PCR array" (Superarray社製)の転移経路に関するアレイ(SPA PAMM028A)を用いて,転移に関与する遺伝子についてRNA発現比較した。転移能に差がある細胞株にてMMP遺伝子群の発現変化を認めることが出来た。次年度以降は、MMPについて癌幹細胞マーカー候補として可能性を検討する。 6:次年度の研究展開に関する計画 ヒト癌幹細胞(CELPROGEN社:2008年発売)を購入し、本年度に検討した手法により、転移能について解析を行う。
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Research Products
(2 results)