2007 Fiscal Year Annual Research Report
唾液より検出される新規腫瘍マーカーの機能解析による口腔癌の新しい診断法の確立
Project/Area Number |
19592312
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
松浦 光洋 Showa University, 歯学部, 助教 (00297037)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新谷 悟 昭和大学, 歯学部, 教授 (80294429)
伊東 大典 昭和大学, 歯学部, 講師 (40286844)
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Keywords | 唾液 / 腫瘍マーカー / 口腔癌 / 病理組織 / 診断 |
Research Abstract |
健常者、口腔白板症患者、および口腔癌患者より安静時唾液を採取し、プロテインチップ解析を行った結果、口腔癌患者において高率に検出される8種類のタンパクが同定された。そのうち3つは、アミノ酸配列と機能が未知のタンパクであるため、現在他の研究プロジェクトにおいてアミノ酸配列の解析を行ったが、既知のヒトタンパクとの相同性の検索を行っており、それらの機能は今後解析する予定である。 アミノ酸配列解析をもとに合成されたペプチドを用い、外部受託でポリクローナル抗体の作製を行った。これら新規腫瘍マーカーの遺伝子配列を知るため、ヒトcDNAライブラリからの遺伝子クローニングを行っている。作製されたポリクローナル抗体と反応するCOS7 transfectantが複数得られたため、導入されたcDNAライブラリ由来の遺伝子インサートを回収し、direct sequencingを行う予定である。
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Research Products
(1 results)