2008 Fiscal Year Annual Research Report
MRIムービーによる構音・嚥下障害のシミュレーションに関する研究
Project/Area Number |
19592316
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
鈴木 規子 Showa University, 歯学部, 兼任講師 (10112731)
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Keywords | MRIムービー / 舌モデル / シミュレーション / 構音障害 / 嚥下障害 |
Research Abstract |
異常音あるいは歪み音の音響の評価は現況では担当者の主観にたよらざるを得ず,客観的判定が行われているとは言えない.そこで,われわれはこれまでに異常音の産生のメカニズムを解明するために,一連の研究をすすめて来ている。今回は口腔疾患による異常構音の異常動態をMRIムービーを用いて3次元的な動画像を構築した後、共同研究によってシミュレーションモデルの作成を行う。さらに構音障害に関連する嚥下障害についても解析する。このことにより、構音障害および嚥下障害の診断に寄与することを目的としておこなった。 本年度は主として昨年度からの研究の分析・まとめを行う事を中心に行った。具体的には舌切除症例のシミュレーションモデルの構築を行ったところ、モデルと実際の舌切除症例の舌運動は一致しており、モデルの有用性が確認された。また、側音化構音のMRI法による解析うぃおこなったところ従来の方法では明らかにならなかった舌による3次元的な声道の狭まり方が明らかとなった。これらの結果のまとめをおこなった。
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