2007 Fiscal Year Annual Research Report
口腔癌のための新しい細胞阻害剤と薬剤デリバリーシステムを用いた治療法の開発
Project/Area Number |
19592334
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
森川 秀広 Tohoku University, 大学院・歯学研究科, 助教 (60302155)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 士朗 東北大学, 病院, 講師 (80230069)
小玉 哲也 東北大学, 先進医工学機構, 准教授 (40271986)
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Keywords | 口腔癌 / ナノバブル / 超音波 / 細胞阻害剤 / 分子導入 / デリバリーシステム / 癌治療 / ナノメディシン |
Research Abstract |
現時点では抗腫瘍剤としては用いられていない様々な細胞阻害剤が知られており、これらの細胞阻害剤を癌治療に応用しようとする試みが為されている。これらの細胞阻害剤を抗腫瘍剤として用いるための用件としては、標的となる腫瘍細胞に選択的に薬剤が取り込まれる必要があり、標的腫瘍細胞に選択的に薬剤を取り込ませるデリバリーシステムがあれば、細胞毒性が少ない、細胞阻害剤でも低容量で有効な、副作用が少ない、従来の抗腫瘍剤に耐性型の腫瘍細胞にも有効な新しい癌化学療法のシステムを開発できるかと思う。本研究では、超音波照射によるナノバブルの破壊に伴う標的腫瘍の細胞膜の浸透圧変化により膜透過性が増大する細胞阻害剤をスクリーニングし、薬剤の治療効果の検証を行うとともに、この検証結果から、超音波とナノバブルを用いた分子導入に適した分子構造を検討し、口腔癌の治療に有効な新しいドラッグデリバリー製剤の開発を行うことを目的とする。平成19年度においては、様々な阻害剤の中からこれまでの文献等を参考にして、合計約200種類の阻害剤を選定し、これを98プレートに分与して、阻害剤プレートを作成した。さらに、腫瘍細胞を培養したプレート内で、様々な条件下で超音波照射を行い、超音波照射した細胞を阻害剤プレートに播種し、細胞毒性をMTTアッセイで評価し、ナノバブルと超音波を用いたドラッグデリバリーシステムに応用可能と思われる阻害剤を選択した。その結果、このデリバリーシステムに有用と思われる細胞阻害剤として、3種類の阻害剤(プロテインキナーゼ関連阻害剤、チロシンキナーゼ阻害剤、およびプトテインホスファターゼ阻害剤)を選択することができた。
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Research Products
(2 results)
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[Presentation] Evaluation of cisplatin-Induced antitumor effect with contrast-enhanced high-frequency ultrasound2008
Author(s)
Noriko Tomita, S Horie, Y Watanabe, F Ooswa, M Sakuma, R Chen, K Ohki, H Morikawa, S Mori, M Ono, T Kodama
Organizer
11th International Symposium on Advanced Biomedical Ultrasound
Place of Presentation
Sendai
Year and Date
2008-03-07
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