2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19592362
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
川上 正良 Nara Medical University, 医学部, 講師 (20244717)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和中 明生 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (90210989)
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Keywords | 遺伝子 / 細胞・組織 / 歯学 / 発生・分化 / 国際情報交換 / chick embryo / L3 / Lhx8 / FGF |
Research Abstract |
顎顔面は複雑な構造から成り、その形成パターンも複雑である。しかし顎顔面の先天異常を理解し、治療を行っていくうえで、顎顔面の形成メカニズムを理解することは必要である。L3/Lhx8は、LIM homeoboxのtranscription factorであり、個体発生のボディプランとされている。われわれは、これまでchick embryoを用いて、L3/Lhx8が発生初期の上顎突起に局在し、口唇が癒合・形成される時期に強く発現することを明らかにした。今年度はL3/Lhx8遺伝子発現を制御する生体のシグナル応答について検討した。上皮性因子の1つFGF-8bをbeadsに浸潤させ、chick embryoの上顎突起に埋入するとbeads周囲にL3/Lhx8発現が増加した。逆にFGFの阻害因子であるSU5402を同部に投与すると、L3/Lhx8発現は阻害され、上顎突起における遺伝子発現量は有意に減少した。また、SU5402を投与したembryoは、上顎骨の欠損と唇裂を発症した。この結果、FGF-8bはL3/Lhx8遺伝子発現を制御し、上顎の形成に関与することが示唆された。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] Knockdown of the L3/Lhx8 gene suppresses cholinergic differentiation of murine embryonic stem cell-derived spheres.2008
Author(s)
Manabe T, Tatsumi K, Inoue M, Matsuyoshi H, Makinodan M, Yamauchi T, Makinodan E, Yokoyama S, Sakumura R, Okuda H, Wanaka A
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Journal Title
International Journal of Developmental Neurosciences 26
Pages: 249-252
Peer Reviewed
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