2007 Fiscal Year Annual Research Report
機械的刺激による血管内皮細胞の骨吸収抑制因子産生と骨形成における役割の解明
Project/Area Number |
19592364
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Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
磯貝 恵美子 Health Sciences University of Hokkaido, 歯学部, 講師 (80113570)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 美智代 北海道医療大学, 歯学部, 助教 (80316265)
荒川 俊哉 北海道医療大学, 歯学部, 講師 (40306254)
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Keywords | オステオプロテグリン(OPG) / インテグリン / 伸展刺激 / 血管内皮細胞 / IL-6 / 血管新生 |
Research Abstract |
矯正力による歯の移動や歯周組織の炎症に伴う腫脹によって、歯根膜に豊富に存在する微小血管は機械的刺激を受けると考えられる。このことは骨や歯根膜のリモデリングに重要な影響を及ぼす。しかし、機械的刺激に対する応答はいまだ不明の点が多い。近年、オステオプロテグリン(OPG)は破骨細胞活性化抑制以外に血管新生にも関与することが報告された。そこで、OPGの血管内皮細胞に及ぼす作用と伸展刺激に伴うOPGおよびIL-6の発現動態を調べた。 ヒト微小血管内皮細胞によって細胞増殖能および細胞遊走能の充進を認めた。そこで、さらに培養上清中のOPGおよびIL-6の産生量を測定した。しかし、OPGおよびIL-6の産生増加は認められなかった。今後、伸展刺激を150%まであげて、変化が見られるかどうかを検討したい。また、カセリシジンファミリーなどの血管新生に関わる生体内制御因子についても検討を行いたい。
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Research Products
(3 results)