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2007 Fiscal Year Annual Research Report

メカニカルストレスによる歯周組織構成細胞のシグナル伝達機構の解明

Research Project

Project/Area Number 19592377
Research InstitutionAsahi University

Principal Investigator

八木 孝和  Asahi University, 歯学部, 准教授 (10346166)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 北井 則行  朝日大学, 歯学部, 教授 (20271025)
Keywordsメカニカルストレス / ヒト歯周組織構成細胞 / 細胞内シグナル伝達機構
Research Abstract

本研究は、ヒト歯周組織構成細胞を用いて、メカニカルストレスによる細胞内シグナル伝達機構を解明しようとするものである。また、歯周病原因子である線毛タンパク質、内毒素性リポ多糖(LPS)やその活性中心であるリピドAならびにリポタンパク質/リポペプチドに対する細胞応答性やこれら病原因子の認識にかかわる細胞受容体の発現に及ぼすメカニカルストレスの影響についても併せて明らかにしたいと考えている。
本年度は、以下の結果が得られた。1.朝日大学附属病院に来院し、本研究の主旨を理解し実験参加に同意した5名の提供者の歯根膜組織から細胞株を樹立した。2.歯周病原細菌であるPorphyromonas gingivalisから線毛とLPS/リピドA、Fusobacterium nucleatumからLPS/リピドAをそれぞれ抽出・精製した。3.P. gingivalisリポタンパク質の化学構造を基にリポペプチドを合成した。4.細胞にメカニカルストレスとして伸展刺激を加えるにあたり、使用するシリコンチャンバーの表面コーティング剤と伸展率について検討した。伸展刺激負荷細胞の形態や定着性などを検討した結果、歯根膜細胞にはコーティング剤としてコラーゲンを用いて、10%の伸展率で実験を行うことが適していることが明らかとなった。
今後、歯根膜細胞に様々な条件の伸展刺激(速度や回数)を加えることにより、その反応性を細胞質内タンパクのリン酸化、遺伝子発現および産生サイトカインなどを指標に調べる。また、得られた歯周病原因子による伸展刺激負荷細胞への影響について併せて検討していく予定である。

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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