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2007 Fiscal Year Annual Research Report

重度歯周炎罹患歯の残存歯根膜を根面に増殖させた歯とBMPの移植による歯周組織再生

Research Project

Project/Area Number 19592379
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

齋藤 彰  Hokkaido University, 大学院・歯学研究科, 助教 (20301913)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉村 善隆  北海道大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (30230816)
齋藤 恵美子  北海道大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (80374528)
Keywords歯根膜細胞 / BMP / 歯周組織再生
Research Abstract

歯周炎によって失われた歯周組織の再生に、歯根膜細胞が重要な役割を果たすと考えられている。このことより歯周炎罹患歯を摘出してin vitroにおいて、歯根膜由来細胞を歯根全面に増殖させた後、骨形成能を持つBMPとともにその歯の移植を行って、重度歯周炎罹患歯の歯周組織再生をねらう新しい治療法を考案した。
本年度は先ず基礎的研究として、ラットの切歯より歯根膜細胞を培養する手技の確立を行った。培養細胞の特徴を確認するため、ラットの切歯より歯根膜、口腔より歯肉、さらに下肢より骨髄を採取して、それぞれ培養を行って培養細胞を獲得した。培養細胞の性質の検索としてALP活性を測定したところ、骨髄細胞が最も高く、ついで歯根膜細胞が高くて、歯肉細胞にはALP活性が認められなかった。この結果は、これまでの報告と類似しており、本手技によって切歯より採取、培養した細胞が歯根膜の特徴を有していると考えられた。
次に、同様の培養方法によってビーグル犬の前歯より培養歯根膜細胞を得た。得られた培養歯根膜細胞を厚さ1mmのコラーゲン膜に播種して細胞の移植材とした。同じビーグル犬の臼歯部に5×3mmの骨欠損を作成して、根面に細胞の移植材を被覆し、さらにその外側にBMPを配合したコラーゲン膜を移植した。なお根面に細胞の移植材を被覆したのみを対照とした。歯根膜細胞とBMPを移植したものは欠損部に歯根膜様組織を再生したが、細胞のみを移埴したものは細胞が根面に平行に配列したアダプテーション構造を認めた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] in vitroで歯根膜細胞を増殖させた歯の移植後の治癒に与えるエムドゲインの影響2007

    • Author(s)
      齋藤 彰
    • Organizer
      日本歯周病学会
    • Place of Presentation
      横須賀芸術劇場・横須賀市
    • Year and Date
      2007-05-19

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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