2008 Fiscal Year Annual Research Report
歯周病治療は内臓脂肪および脂肪肝を改善するか:腹部CTによる検討
Project/Area Number |
19592390
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Research Institution | Kyushu Dental College |
Principal Investigator |
園木 一男 Kyushu Dental College, 歯学部, 助教 (50316155)
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Keywords | 歯周病 / 内臓脂肪 / 腹部CT / アディポサイトカイン / 酸化ストレスマーカー / 歯周病治療 |
Research Abstract |
歯周病と内臓脂肪および脂肪肝との関係を明らかにするのが目的である。そのために歯周病治療前後で腹部CT撮影を行い、歯周病治療により歯周病が改善した場合、内臓脂肪面積または肝臓のCT値が変化するのかを検討する。また腹部CT撮影と同時に空腹時採血を施行し、肝機能、内臓脂肪産生のアディポサイトカイン(アディポネクチン、レプチン)、酸化ストレスマーカー(過酸化脂質)を測定し、歯周病と内臓脂肪および脂肪肝との関係を血液生化学的に解析する。 平成19年度より歯周病基本治療を開始した26名を登録した。26名の治療前の内臓脂肪面積は、BMI、ウェスト周囲径、血圧と正の相関を認め、血中ALT、γGTP、尿酸、中性脂肪、HbAlc、インスリン抵抗性(HOMA index)と正の相関、HDLコレステロールと負の相関を認めた。26名のうち歯周病基本治療を完了した9名の内臓脂肪面積および各血液検査項目は歯周病治療の前後で変化しなかった(治療前内臓脂肪面積92.6±48.3(SD)cm2、治療後内臓脂肪面積90.9±51.4(SD)cm2)。 現時点での検討では、歯周病治療による内臓脂肪への有意な影響はみられなかったが、今後、治療完了者が増えてくることから、歯周病パラメーターを含めてさらに検討を進める。 卓
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