2007 Fiscal Year Annual Research Report
歯根膜の伸展刺激に応答するfibulinがオキシタラン線維の制御に果たす役割
Project/Area Number |
19592391
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Research Institution | Fukuoka Dental College |
Principal Investigator |
敦賀 英知 Fukuoka Dental College, 歯学部, 准教授 (30295901)
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Keywords | 細胞・組織 / 歯学 / 弾性系線維 / 細胞外基質 / 線維芽細胞 |
Research Abstract |
歯根膜由来線維芽細胞をMEM培地(10%仔牛血清)にて2週間培養した。その際,細胞伸展装置(ST、1400,B-Bridge社)にて1/10Hz(6cycles/min),伸展率5%の伸展刺激を加え,対照群(伸展率0%)と生化学的および形態学的に比較考察した。オキシタラン線維の主成分であるfibrillin-1,-2をwestem blot法による半定量を行ったところ伸展群が約20%有意に増加した。Nor hemblot法により遺伝子の発現も検索したところ,mRNAの発現に有意な変化は認められなかった。形態学的には,対照群に比較して微細線維が蜜に規則的に配列していた。以上のことからmechanical stress付与によりオキシタラン線維の形成が促進されていることが明らかになった。今後は,そのメカニズムを検索していく予定である。
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