2007 Fiscal Year Annual Research Report
歯周炎が脂肪性肝炎の発症と進行に及ぼす負の影響に関する研究
Project/Area Number |
19592399
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Research Institution | Hyogo College of Medicine |
Principal Investigator |
中正 恵二 Hyogo College of Medicine, 医学部, 准教授 (00217712)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大山 秀樹 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (90280685)
寺田 信行 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (50150339)
山田 直子 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (10319858)
山根木 康嗣 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (00434944)
中村 秀次 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (20237423)
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Keywords | 歯周炎 / 脂肪性肝炎 / 肝機能マーカー / 血清IgG抗体価 |
Research Abstract |
本研究課題は,脂肪性肝炎の発症と進行に歯周病がどのように関与しているかを明らかにすることを目的とする。通年における研究の流れは,アルコール性脂肪性肝炎(ASH),非アルコール性脂肪性肝炎発症(NASH)患者および脂肪肝(FLD)患者のそれぞれにおける歯周病罹患状態を把握し,肝生検の所見および肝機能マーカーと歯周病の臨床所見との比較検討を行ない,さらには,各被験者の歯周病細菌に対する血清IgG濃度を各群間において比較検討することである。本年度は,同計画を実施するための具体的なシステムを構築することを行なった。本研究課題では,被験者となる患者が当大学病院における複数の診療科を受診することから,その具体的な患者の流れを構築することが困難であった。その点を克服するため,肝胆膵内科および歯科口腔外科間におけるディスカッションを充分に行ない,そのシステムについての具体的なマニュアルの作成を行なうことによって解決するに至った。その流れのもとに同意の得られた2名の患者に対して,マニュアルに則った検査システムを予備的に実施するに至った。しかし,検査結果については,まだ検定することができる被験者数に至っておらず,本研究課題における仮説の真偽については評価することができない。次年度および次々年度に被験者数を増やすことによって,それらのことが明らかになると考えられる。また,本年度,本研究課題を実施することの社会的容認を得るために,兵庫医科大学倫理委員会に対して倫理審査申請を行ない,同委員会からの承認を得ることができた(第496号)。
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Research Products
(5 results)
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[Presentation] 膵腫瘍の一切除例2007
Author(s)
平野博嗣, 沖村明, 中正恵二, 寺田信行, 西上隆之
Organizer
第38回日本病理学会近畿支部学術集会
Place of Presentation
西宮
Year and Date
2007-09-08
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