2008 Fiscal Year Annual Research Report
笑いと経絡の脳内メカニズムを組み合わせた表情筋刺激効果の検討とケア技術への応用
Project/Area Number |
19592428
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
林 啓子 University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (50156436)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中井 さち子 藤田保健衛生大学, 医学部, 研究員 (30257836)
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Keywords | 笑い / 経絡 / 緊張緩和 / ストレスマネージメント / 表情筋刺激 / 陽性感情 / ケア技術 |
Research Abstract |
平成20年度は前年に引き続き、顔面にある経絡への刺激が、身体各部に及ぼす影響について検証を行った。いくつかの顔面経絡および経穴(足太陽膀胱経:清明、攅竹、眉衝、曲差、五処、手太陽小腸経:顴膠、足陽明胃経:承泣、四白、巨膠、地倉、大迎、頬車、下関、頭維、手陽明大腸経:禾膠、迎香)の位置にある表情筋が刺激されるように、両手指でストレッチしたりマッサージすることにより刺激を与え、さらに心理的にもおもしろいという感情が生じる言葉を付与して、笑いを誘う体操を考案した。基礎的なデータを収集するために、この体操を健康な青年被験者で実施し、顔面および体表面の温度変化、心拍数の変化、身体各部位の筋電図等の生理的データを測定した。笑いに関与する表情筋(眼輪筋、大頬骨筋、口輪筋)を中心に顔面全体の筋肉を刺激する従来の方法では1週間の実施群で、心拍R-R間隔の延長やPOMSなどにより心理状態の改善が認められたが、経絡の刺激を加える方法では、期待したさらなる効果を見出すことができなかった。そのため臨床における検証にはいたらなかったが、表情筋刺激がリラックス効果を生むことがより明確になったので、今後刺激ポイントの検証を継続し、ケア技術として手技を確立する。
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Research Products
(1 results)