2008 Fiscal Year Annual Research Report
看護におけるフィジカルアセスメントの重点内容を押さえた新しい教育方法の開発と評価
Project/Area Number |
19592471
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
横山 美樹 International University of Health and Welfare, 看護学部, 准教授 (70230670)
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Keywords | 教育学 / 国際理解教育 / 教員研修 / ワークショップ |
Research Abstract |
今年度は、昨年度行った研究1.教員からみたフィジカルアセスメント教育における重点内容の調査結果をもとに、実際の基礎看護学レベルにおけるフィジカルアセスメントに関する教育プログラムの作成・実施・評価を行った。 <方法> 1)対象は、B大学のフィジカルアセスメントに関する科目の受講者、女性51人、男性6人の計57人であった。 2)教育プログラムの作成 研究1の結果、全ての学習項目が「教育の必要あり」とされた。したがって、基礎看護学レベルで教育するべき学習項目は、1)頭部・顔面・頸部、2)目耳鼻口3)胸部・肺、4)心臓・循環系、5)腹部・消化器系、6)筋骨格、神経系、7)乳房、8)生殖器、9)肛門の9身体系統、60の技術項目となった。教育方法は研究1の結果から得られた到達目標に応じ、到達目標が知識レベルとされた学習項目は講義のみとし、ある程度の技術の習得レベルまで求められる項目は、講義のあと演習を組みこんだ。その結果、胸部・肺、心臓・循環系、腹部・消化器系、筋骨格・神経系の4身体系統については、ある程度の技術の習得が求められるという結果から講義と演習を行い、残りの頭部・顔面・頸部、目耳鼻口、乳房・生殖器、肛門、の3身体系統は到達目標が知識レベルという結果から、講義のみとした。 3)プログラム実用可能性の評価方法 科目終了時の学生の知識の習得度、技術の習得度が設定した学習目標と乖離していないかという点で評価した。知識の習得度は講義終了後のミニテスト・最終筆記試験、技術の習得度は、演習時の担当教員により評価を得た。
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Research Products
(1 results)