2009 Fiscal Year Annual Research Report
母性看護学領域におけるe-learningシステム内での協調学習に関する研究
Project/Area Number |
19592473
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Research Institution | Ibaraki Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
島田 智織 Ibaraki Prefectural University of Health Science, 保健医療学部, 准教授 (90347245)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小松 美穂子 茨城キリスト教大学, 看護学部, 教授 (50134169)
江守 陽子 筑波大学, 人間総合科学研究科, 教授 (70114337)
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Keywords | 母性看護学 / 協調学習 / CSCL / e-learning / 看護基礎教育 |
Research Abstract |
本研究の目的は、(1)看護基礎教育における母性看護学全般に関するe-learningシステムを構築したうえで、(2)システム内に組み見込んだ電子掲示板(学生コミュニティ)での協調学習の生起(あるいは生起しない)状況を明らかにすることである。個々への知識提供を目的とするe-learningシステムを超え、専門職を目指す学生相互の協調学習を達成するコミュニティをはぐくむe-learningシステムの構築を目指す基礎的研究である。研究3年目の今年度は以下の取り組みを行なった。 1 システム構築;昨年度のシステム提供の結果に基づき、Webデザインの修正、実装機能の変更、学習コンテンツの追加を行った。学習コンテンツについては、母性看護学全般に渡る素材を収集または作成した(動画、静止画、アニメーションおよびテキスト)。母性看護学実習での活用性を高めるために、特に、産褥期と新生児期のコンテンツを厚くした。 2 システム提供;今年度は学生へのシステム提供を行わず、上記1の作業にもっぱら取り組んだ。 3 その他;広く関連領域の専門職から意見を収集するために、第24回日本助産学会学術集会(つくば市)にて自主展示を行った。e-learningシステムの体験型デモンストレーションでは、おおむね好評を得た。特に、大学生および大学教員のe-learning利用に対する関心の高さを実感した。 取り組みの最終年度である次年度は、あらためて複数大学の学生へのシステム提供を行い、システム内での協調学習の生起について精査する予定である。
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Research Products
(2 results)