2008 Fiscal Year Annual Research Report
乳がん体験者の術後上肢機能障害予防改善に向けた介入モデルの開発と有効性の検討
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19592480
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| Research Institution | Yamagata University |
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Principal Investigator |
佐藤 冨美子 Yamagata University, 医学部, 准教授 (40297388)
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| Keywords | 乳がん / がん看護 / 術後上肢機能障害 / 症状マネジメント / リハビリテーション |
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| Research Abstract |
本年度は、術後1年までの乳ぶん体験者の上肢機能障害予防および改善に向けた介入プログラム試案の作成および内容妥当性を検討した。介入プログラムは本助成によって昨年度実施した「乳がん体験者の術後上肢機能障害に対する主観的認知と客観的評価の関連」に関する調査結果を基に、術後1年以内の乳がん体験者のQOLに影響していた腫脹、肩関節拘縮、痛み、知覚鈍麻、筋力低下、皮膚のひきつれ感を選択し、患者中心の症状マネジメントモデルであるUCSFモデルを枠組みとした試案を作成した。次に、介入プログラム試案と介入の指針となる小冊子の内容妥当性を明らかにする目的で、郵送法による質問紙調査を実施した。分析対象は調査の同意が得られた看護大学教員5名、看護師35名、医師3名、作業療法士および理学療法士4名、乳がん体験都8名の合計55名である。その結果、介入プログラムに含む患者情報10項目のうち「必要である」と80%以上の対象者が回答した項目は6項目であり、サポート体制、補助療法、術後上肢機能障害に影響する身体状況を追加する必要性が示唆された。同様に介入プログラム試案の適切性に関する10項目のうち「適当である」と80%以上の対象者が回答した項目は6項目であり、実施回数と時期、症状体験を観察する主観的認知尺度の評価基準、リンパ浮腫の測定方法、医療従事者の症状マネジメント方略の毅階的な具体化、症状結果の測定方法、小冊子に関する修正の必要性が示唆された。次年度の課題は、本調査結果をもとに修正した介入プログラムを用いて、その介入の有効性を検証することである。
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