2009 Fiscal Year Annual Research Report
糖尿病患者の食事・運動関連自己管理行動支援プロトコールを用いた看護支援の有効性
Project/Area Number |
19592488
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
宮脇 郁子 Kobe University, 保健学研究科, 教授 (80209957)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
多留 ちえみ 神戸大学, 保健学研究科, 保健学研究員 (90514050)
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Keywords | 2型糖尿病患者 / 自己管理行動 / 食事 / 身体活動 / プロトコール |
Research Abstract |
本研究は、我々が作成した糖尿病患者の食事・身体活動における自己管理行動評価調査票をもとに、患者の年齢やBMI、血糖コントロール状況など、患者の自己管理行動との関連が推察される患者特性別に、食事量や身体活動量に関連する自己管理行動を明らかにし、それらの結果に基づいた、糖尿病患者の食事・運動関連の自己管理行動支援プリコールの作成し、ならびにそれらを活用した看護師による療養行動支援の有効性を検証することを目的としている。 今年度は、食事・運動関連自己管理行動支援プロトコールとして、これまで蓄積した患者背景ならびに昨年度明らかにした「糖尿病患者の自己管理行動のパターン」を取り入れたプロトコールを作成し、試行を試みた。その試行過程において、食事摂取量の測定においそ、当初、使用を予定していた「食事摂取量」簡易調査票(厚生省作成)」を用いたところ、現在の主食の摂取内容のうち米飯以外の品目(ハンバーグなどの調理パン、菓子パン、麺類、丼など)が調査票に含まれておらず、糖質のみならず、たん白質、脂質の摂取量が、実際の摂取量に比べて少なくなるなど、現在の食生活内容と大きな乖離がみられた。また、食事・運動関連目己管理行動支援プロトコールの試行において、より日常の看護活動で活用可能であり簡便な調査票の開発が必須となった。そこで、最終年度は、本プロトコールの基盤となり、看護活動に活用可能な食事摂取量簡易調査票(修正版)を作成し、健康な成人100名を対象に、本調査票での概算値と1週間の食事記録(写真などを活用)による栄養評価との併存妥当性の検討をおこなった。
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Research Products
(1 results)