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2007 Fiscal Year Annual Research Report

慢性閉塞性肺疾患患者のセルフマネジメント力を高めるための介入方法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 19592491
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

森本 美智子  Tottori University, 医学部, 准教授 (50335593)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鰤岡 直人  鳥取大学, 医学部, 准教授 (50252854)
谷村 千華  鳥取大学, 医学部, 助教 (90346346)
原田 和宏  吉備国際大学, 保健科学部, 准教授 (80449892)
Keywords看護学 / 臨床 / 慢性閉塞性肺疾患(呼吸器疾患) / セルフマネジメント / 急性増悪 / 自己効力感
Research Abstract

平成19年度の研究は,慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者のどのようなセルフマネジメント力をどのように強化する必要があるのかについて,急性増悪を予防するという観点からベースライン調査を開始すること,得られたベースラインデータから病期と活動能力の関係,特性的自己効力感と活動能力の関係を検討することを目的として実施した。
まずCOPDの診断基準を満たし,2007年4月の時点で研究実施施設に通院している患者96名をリストアップした。96名のうち選択基準を満たす病期II期以上,80歳未満の者は40名で,対象者に対して増悪の予測因子,調整因子の調査を開始した。研究不参加の意思表示のあった者が4名,研究実施施設での継続受診を終了および中断している者が4名で,現在15名のベースライン調査を終了した。
病期は,II期(中等症)が7名,III期(重症)が2名,IV期(最重症)が6名である。変数間の関係性については,サンプルサイズが小さいため,検討を行っていない。
15名のうち調査後増悪で入院の適応になった者はいなかったが,調査後増悪(気道感染)のため外来で抗生剤の点滴治療を受けた者は3名(病期はII期-IV期がそれぞれ1名)であった。3名のうち2名は禁煙が完全にできていなかった。また,活動能力(Activity Rating scale)得点,特性的自己効力感得点は,増悪していない者に比べ低い傾向が認められた。さらに,抑うつ(Hospital Anxiety and Depression)得点は,抑うつ状態のレベルにあることを示す結果であった。これらの傾向は,サンプルサイズを増やし,継続して調査を行うことで,COPD患者の増悪(気道感染)をおこす個人的要因を明らかにしていくことが可能であることを示唆する結果と考えられた。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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