2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19592525
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Research Institution | Fukuoka Prefectural University |
Principal Investigator |
宮城 由美子 Fukuoka Prefectural University, 看護学部, 准教授 (20353170)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 八千代 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授 (10295149)
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Keywords | 感染性胃腸炎 / 小児科外来 / 家庭療養ケアモデル / 家庭療養ケアマニュアル / 集団保育 / 育児支援 / 小児看護 |
Research Abstract |
感染性胃腸炎は、乳幼児にとって呼吸器感染症についで罹患数が多い疾患である。なかでもロタウイルス下痢症は、わが国において5歳までにすべての子どもがウイルス感染すると言われ、2人に1人が小学校入学までに外来を受診し、10人に1人が入院に至っている。死に至るケースが少ないために軽視されており、先行研究でも疫学的研究はあるも、感染性胃腸炎に関する看護に関する研究はほとんど行われていない。入院に至る症状として、脱水・電解質異常・痙攣などがあるが、早期からの通院治療及び家庭療養にて改善できる疾患でもあるととも考えられる。感染性胃腸炎の子どもとその家族に対して、外来で行っている看護支援について調査し、保護者が捉えている家庭療養方法と小児科外来看護師が行うケアの差異を明らかにし、外来小児科における嘔吐・下痢(感染性胃腸炎疑い)時の家庭療養ケアマニュアルの開発に取り組んでいきたいと考える。 平成20年度は、開業小児科医院、小児科クリニックに勤務する看護師20名を対象に、感染性胃腸炎時(嘔吐・下痢時)に家族に対する家庭療養に関する指導支援内容についてインタビューを実施した。インタビューは、看護師の意識がより明確になる感染性胃腸炎の流行期である時期(2〜3月)に実施した。インタビュー内容は、論理的サンプリングを行いその結果、看護師が行う外来受診時の保護者に実施した指導内容は、「水分摂取の方法」「食事の進め方」に関しては、すべての看護師が指導していた。「感染予防に関すること」「脱水症の観察方法」に関する指導はすべての外来で行われていなかった。19年度の保護者からの外来で受けた指導内容と、今回のデーター間の整合性を現在検討中である。
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