2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19592525
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Research Institution | Fukuoka Prefectural University |
Principal Investigator |
宮城 由美子 Fukuoka Prefectural University, 看護学部, 准教授 (20353170)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 八千代 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授 (10295149)
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Keywords | 感染性胃腸炎 / 小児科外来 / 家庭療養行動 / 集団保育 / 育児支援 / 家庭療養ケア / 小児看護 |
Research Abstract |
ロタウイルス下痢症を含む、感染性胃腸炎で入院経験をもつ保育園児、幼稚園児(自宅保育児含む)を対象に、外来受診時での療養指導内容、及び家庭での療養行動、回復後の登園時の状態などを調査し、家庭療養行動の方法を明らかにした。特に家族は家庭療養を行うに当たり、症状への対応以上に、生活そのものに困難感を有し、より具体的な指導を求めていた。さらに外来で対応可能なケースの場合、未熟な保護者を支援するためのキーパーソンは、外来看護師である。そこで小児科外来の看護師による家庭療養に向けての指導の実態を半構成的面接法により明らかにした。看護師が実施している療養に向けての指導内容は、症状に関すること、生活に関連したこと、治療に関すこと、再受診に関することであったいしかし家族が家庭療養を実施するにあたり、かかりつけ医やかかりつけ医の看護師から指導を受けたと認識していることと実際に指導したこととに差がみられた。これら平成19年度及び20年度に実施した調査をもとに、感染性胃腸炎における嘔吐・下痢時における家庭療養ケアモデルの枠組みを作成し、外来看護師を対象にした、子どもの健康支援としてのワークショップを開催した。ワークショップにおいて、各医療機関においてケアモデルの実際を展開し、活用が行えない場面に対しての要因検索を行い、効果的な適法方法の検討ならびにケアモデルを開発した。今後は小児科外来看護師によるケアモデルを適用した効果の検証とともに外来ケアモデルの洗練が望まれる。
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Research Products
(1 results)