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2008 Fiscal Year Annual Research Report

自然排便を促進させる在宅看護ケアの開発に関する研究

Research Project

Project/Area Number 19592568
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

乗越 千枝  Tottori University, 医学部, 准教授 (70389500)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 谷垣 靜子  岡山大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (80263143)
仁科 裕子  鳥取大学, 医学部, 助教 (70362879)
Keywords在宅看護 / 自然排便 / 訪問看護
Research Abstract

1.訪問看護における排便管理の現状調査:都道府県の訪問看護事業者名簿およびWAMNETを元に作成した全国訪問看護ステーション(以下,訪問看護St)名簿から無作為抽出した訪問看護Stの管理者714名を対象に,排便ケアに関する無記名自記式の郵送調査を行った.質問紙の回収数は225,有効回答数204(有効回答率90.7%)であった.結果,排便困難な利用者へのケア内容(複数回答)には,下剤の調整98.0%,摘便97.1%,腹部マッサージ92.2%,浣腸90.2%が多かった.しかし,排便ケアに関する教育を48%のStが行っておらず,排便ケアで基準・手順を使用しているのは35%の訪問看護Stであった.また,摘便での「ヒヤリハット・事故」は36.9%,浣腸で29.1%あったが,基準・手順を使用しているのは浣腸では26%,摘便で25%にとどまった.また,訪問看護での排便ケアで悩む自由回答が多く見られ,訪問看護Stに入職後の看護師に対する排便ケア知識や技術の普及および排便促進方法の開発の必要性が示唆された.この結果にっいては調査対象訪問看護Stに報告書を配布しており,また平成21年度学会発表を予定している.
2.背部指圧法による排便促進の効果:健康な20〜30代の成人女性に日本語版便秘評価尺度を用いた排便状況の評価を行い,便秘傾向にあると判断された者について対照群と実験群3群に抽選による振り分けを行い,各群の安静時の腸音と指圧を含めたケア後の腸音の変化を比較した.現在,対象者が少ないこともあり優位な腸音変化は見られていないが,現在も引き続き例数を増やし研究を継続中である.

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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