2009 Fiscal Year Annual Research Report
インターネットを利用した周産期メンタルヘルスサポートプログラムの開発
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19592592
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Research Institution | University of KinDAI Himeji |
Principal Investigator |
玉木 敦子 University of KinDAI Himeji, 看護学部, 教授 (90271478)
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Keywords | インターネット / 周産期 / メンタルヘルス / サポートプログラム / 産後うつ病 / 精神看護 |
Research Abstract |
1.「周産期メンタルヘルスに携わる看護専門職用ガイドライン」の開発 20年度までに作成した「周産期メンタルヘルスに携わる看護専門職用ガイドライン」(周産期の女性に関わる保健師、助産師、看護師が周産期メンタルヘルスに関する理解を深め、女性の精神健康状態を正確に把握し、かつ精神健康状態に応じた援助方法を習得することを目的とするもの)の原案について、 (1)ガイドライン原案の内容妥当性について、周産期精神医学、精神看護学、母性看護学、地域看護学の専門家7名によって評価した。その結果、内容は妥当であること、しかし各ページの構成、表現についての追加、修正が必要であるとわかった。 (2)(1)に基づいて原案を修正し、修正版を作成した。 (3)修正版について、その内容および表現の妥当性を検討するために、周産期の女性に関わる保健師、助産師等30名に依頼し、質問紙調査を行った。14名から回答を得(回収率46.7%)、分析した。その結果、項目、構成、表現の適切さおよびわかりやすさについては、ほぼ適切であるとの評価を得た。特に、うつ状態にある女性への関わり方が具体的であり、特に有用性が高いという意見が多かった。 (4)(3)に基づいてガイドラインを修正した。 (5)修正されたガイドラインをWeb上で公開した。 2.「周産期メンタルヘルスに携わる看護専門職用ガイドラインに基づいた教育プログラムの開発」 看護専門職を対象とした教育プログラムは、周産期メンタルヘルスに関わる看護職が、それに関する知識・技術をより効果的に習得することを目的とするものである。 (1)上記1.で開発した「看護専門職用ガイドライン」に基づいた教育プログラムを開発した。 (2)教育プログラムを用いた教育の効果を測定するためのツールについて、文献をもとに検討し決定した。
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Research Products
(1 results)