• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2008 Fiscal Year Annual Research Report

在宅寝たきり老人の下半身浴機器の開発

Research Project

Project/Area Number 19592602
Research InstitutionAkita University of Nursing and Welfare

Principal Investigator

福岡 裕美子  Akita University of Nursing and Welfare, 看護福祉学部・看護学科, 講師 (80369280)

Keywords老年看護 / 寝たきり老人 / 老老介護 / 下半身浴機器 / 身体の清潔
Research Abstract

平成19年度の試作は製品全体が塩化ビニール製ではあるが,機器全体に空気を送風し組み立てなければならなかった。在宅で使用するということを想定しているので,少し手間のかかる作業であるし,介護者がお年寄りの場合,もう少し簡単に使用できるものに改良する必要があった。改良型試作品は塩化ビニール製と素材は同様であるが,機器へ空気を送風し膨らませて使用することを止め,薄く透明な素材を使用した袋状のデザイン(胸から下が透明な寝袋に入ったというイメージ)とした。身体の背面にあたる部分の冷感を緩和するために保温シートを敷いた。身体前面なる部分にはセッティングが容易になるように樹脂製ファスナーを取り付け,大きく開閉できるようにした。温水確保のための恒温装置と寒さ対策のための温風装置,排水バケツは平成19年度試作したものをそのまま利用。
試験的な使用の結果,機器そのものが非常にコンパクトになるので、取り扱いが手軽であり,以前の機器に比べると手軽さが非常にアップした。塩化ビニール素材のためもあるかと思うが,暖かさは温風装置を使用しなくても保つことができた。臀部の水はけの悪さは使用しながら袋状のデザインの端を少し傾けることによって排水を促すことができた。後片付けも寝たきりの方のリネン交換手順と同様に進めることによりビニール内の排水が順次され最後は50cm四方に折りたたむことができた。
実際の使用は在宅寝たきり高齢者ではなかなか協力者が見つからず,病院へ入院中の方に施設およびご本人の同意を得て実施した。対象者の方からは多少疲労感は感じたものの,実際に使用するとしたら1週間に1回位使用してみたいという感想を得た。実施側は思ったより人手を要した。また素材の軟弱さから部分的に破れたところがあり,改良が必要である。

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi