2009 Fiscal Year Annual Research Report
携帯情報端末を利用したパブリック・アートの鑑賞体験をデザインする
Project/Area Number |
19611012
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Research Institution | Hiroshima Kokusai Gakuin University |
Principal Investigator |
伏見 清香 Hiroshima Kokusai Gakuin University, 情報デザイン学部, 教授 (30369574)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
茂登山 清文 名古屋大学, 情報文化学部, 准教授 (10200346)
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Keywords | 芸術諸学 / 移動体通信 / ユーザインターフェース / 鑑賞支援 / デザイン |
Research Abstract |
具体的内容: 平成19年度において、鑑賞支援の開発とデザイン、その実験を実施した。また、日本展示学会、日本デザイン学会、日本図学会、日本建築学会で口頭発表を行った。 平成20年度は、国際会議International Conference on the Inclusive Museum 2008(査読有)とUniversity of South Australiaで行われたInternational Forum on Public Art : "Art, Community and Experience"(査読無)において口頭発表を行った。また、日本展示学会において論文(査読有)としてまとめた。 最終年となる平成21年度は、名古屋大学大学院における博士論文「携帯情報端末を使用したエクスペリエンスの高い美術鑑賞支援」の一部としてまとめた。また、このシステムをさらに発展させた鑑賞支援をデザインし、平成21年12月26日、平成22年1月23日、2月28日の3日間、実証実験を行った。今後、評価分析を進める。 意義、重要性: 都市において景観の一部であるパブリック・アートを鑑賞することで、時間に拘束されることなく作品の鑑賞体験を行うことが可能であり、鑑賞を身近なものとすることができるため意義がある。本システムを使用することにより、美術館での作品鑑賞に対する興味と関心に繋げる。また、地域や場の特性を活かしたパブリック・アートを鑑賞することで、参加者の都市景観に対する興味と関心を可能である。美術教育において鑑賞も重視されており、本鑑賞支援の研究は重要である。
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