2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19650067
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
金 明哲 Doshisha University, 文化情報学部, 教授 (60275469)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 征勝 同志社大学, 文化情報学部, 教授 (00000216)
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Keywords | 携帯メール / データの収集 |
Research Abstract |
19年度は、本研究の本となる携常メールのデータ収および研究環境の整備を行った。 研究企画では、実験計画法に基づいて、実験を行う方法により携帯メールのデータを収集することを前提としたが、削減された経費では、統計分析に必要となる量を確保するのが困難であるため、研究計画に示したデータ収集の方法を修正せざるを得なかった。 調査研究における調査対象は、通常ランダムサンプリングを行うが、本研究の場合は、ランダムサンプリングされた方の携帯メールの蓄積の量、協力の意思などの諸問題があり、ランダムサンプリングの方法を用いるのは困難である。そこで、公募する形態をとり、男女各10人からそれぞれ200〜400タイトルの携帯メールを収集した。 携帯メールには、テキストファイル上で再現できない絵文字などが含まれているので、全ての携帯メールについてテキスト形式と画像形式の電子ファイルを提出することにした。提供者およびメール文面における特定の人・組織のプライバシーに関わる情報を守るため、しかるべき方策を講じた。例えば、提供者は匿名でファイルを提供する、メール文面におけるプライバシーに関わる個人名・個別組織などについては提供者が削除するなど。これらの作業には、一定の作業時間が必要であるため、提供者には可能な範囲内の謝礼を与えた。 また、本研究の次のステップの研究作業を遂行するための必要最小限の物理的な環境を構築した。
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