2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19650099
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
小田 洋一 Nagoya University, 大学院・理学研究科, 教授 (00144444)
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Keywords | マウスナー細胞 / 聴覚 / ゼブラフィッシュ / 発達 / ホールセル記録 / カリウムチャネル / 逃避運動 / 触覚 |
Research Abstract |
本研究は,発達初期のゼブラフィッシュの逃避運動における後脳マウスナー(M)細胞と,その主要感覚入力の役割を調べ,機能的な回路の発達機構を理解すること目的とする.ゼブラフィッシュ稚魚の逃避運動に寄与するニューロンを,カルシウムイメージングと選択的ニューロン破壊の効果から調べた.最も早い逃避運動は,受精後80時間以降では聴覚入力によって発火するM細胞によって駆動され,それ以前では触覚入力によってM細胞以外の後脳ニューロンが活動して起こることを見出した.発達期の回路構成を調べるために,M細胞のn vivo whole-cell記録と聴神経の投射の解析を行った.ゼブラフィッシュ胚のM細胞が聴覚応答を獲得する以前に,耳胞の有毛細胞からM細胞への聴神経の投射が認められ,聴覚獲得の細胞メカニズムに新たな知見を与えた.また,聴覚獲得時期に一致して,M細胞の発火特性が大きく変わることを見出し,活動依存的な膜の興奮性の変化を示唆した.M細胞の興奮性を左右する低閾値型カリウムチャネルのサブユニットをクローニングし,発達過程での発現をin situ hybridizationと抗体による免疫染色で確認した.
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[Presentation] Semaphorin-Plexin signal controls epidermal ray morphogenesis bystimulating mRNA translation via elF2alphain C. elegans.2007
Author(s)
Nukazuka, A., Chikuma, M., Fujisawa, H., Inada, T., Oda, Y. & Takagi, S.
Organizer
The 16th international C. elegans Meeting
Place of Presentation
Los Angeles
Year and Date
20070627-0701
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