2007 Fiscal Year Annual Research Report
コーチング理論に基づく医療コミュニケーション教育法の確立
Project/Area Number |
19650139
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
出江 紳一 Tohoku University, 大学院・医学系研究科, 教授 (80176239)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野口 善令 京都大学, 大学院・医学系研究科, 非常勤講師 (30293872)
福原 俊一 京都大学, 大学院・医学研究科, 教授 (30238505)
鈴鴨 よしみ 東北大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (60362472)
安藤 潔 東海大学, 医学部, 教授 (70176014)
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Keywords | 医療・福祉 / リハビリテーション / 臨床研究 / 指導医 / コミュニケーション |
Research Abstract |
本年度は平成20年度4月より開始する本研究に向けての準備をした。指導医へのコーチング研修会の具体的内容と、研究実施計画の最終調整のため、2度の研究者会議に加え、Eメールによる頻繁な意見交換を行った。 コーチング研修会の研修プログラムは、研究者会議やEメールでの意見交換の結果を基に、株式会社コーチ・トゥエンティワンとの共同で作成した。作成した研修プログラムの試行として、宮城県仙台市にて、東北大学病院の指導医等を集めた上で、予備的な研修会を実施した。予備的な研修会には9名が参加し、本研修に向け改善すべき点等の意見を聴取した。さらなる見直しによる研修プログラムの改善を加えた上で、本研修会は平成20年6月の実施を決定した。 また研修医の医療コミュニケーション能力の評価方法について検討を進め、12項目からなる360度フィードバック票を開発した。この評価票は医師のコミュニケーション能力を、自己および他者の両面より評価し、その結果から自身の医療コミュニケーションの特徴や弱点を知ることで、自身の医療コミュニケーションを自ら改善できるようにするためのものである。特に研修医の評価結果について指導医がコーチング理論に基づいて面談することにより、大きな成果があがることが期待される。平成20年度は、期待される成果を比較試験により検証する予定である。 詳細な研究実施計画が完成したため、研究参加病院を募集。国立病院機構仙台医療センター、みやぎ県南中核病院、亀田総合病院、東海大学病院、名古屋第二赤十字病院の5施設の研究参加が決定し、平成20年4月からの本研究開始に向け、各病院との連絡調整や研究参加指導医の募集等の準備をした。
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