2007 Fiscal Year Annual Research Report
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19650174
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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| Research Institution | Keio University |
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Principal Investigator |
仰木 裕嗣 Keio University, 大学院・政策・メディア研究科, 准教授 (90317313)
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| Keywords | 水泳 / 推進力 / 慣性センサ / 流体力学 / 映像解析 / 圧力 |
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| Research Abstract |
水泳において泳者が発揮する推進力は,その機序が未だすべて明らかにされておらず,流体力学・スポーツバイオメカニクスなどの研究分野から様々なアプローチがなされてきている.しかしながら,水泳における推進力同定は,姿勢を常に変化させるヒトの泳ぎの特徴に加えて,水中環境で行われる運動であるがために作用する外力の測定が困難である.
本研究は,水泳における推進メカニズムを解明することが目的であり、泳動作中に手掌部において発揮される推進力およびそれが身体重心の推進にどの程度寄与しているのかを明らかにする推進効率を推定する新たな手法開発が研究テーマである.これを実現するために,新たに無線による水泳運動計測装置を開発し,また同時に手先軌道の時間変化によって泳者が生み出す手掌部の推進力の推定を目指すものである.具体的には,(1)泳者の運動学情報を計測する水泳用無線慣性センサの開発(2)上肢・下肢の運動学データならびに腰部運動学データの解析による推進力推定(3)リアルタイム推進効率評価ソフトウェアの開発の3点を行うものである。3年計画の初年度である平成19年度は上記項目の(1)について取り組んだ。これまで開発してきた慣性センサデバイスをさらに発展させて、平成19年度中には3台の無線慣性センサのデータを同期して計測できるシステムへと拡張した。完成したセンサデバイスを用いて回流水槽においてストローク計測実験を行い、センサデバイスの性能評価を行った。初年度の回流水槽実験ではセンサデバイスの動作検証、手掌部圧力センサ計測の精度検証、高速度カメラを用いたストローク軌道の復元、の計測対象とした運動学データ取得が実現できた。
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