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2007 Fiscal Year Annual Research Report

肢体障害者の装具(身体機能補助増進衣)の着心地改善に関する研究

Research Project

Project/Area Number 19650199
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Research InstitutionShijonawate Gakuen University

Principal Investigator

緑川 知子  Shijonawate Gakuen University, リハビリテーション学部, 教授 (30149538)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山下 協子  四條畷学園大学, リハビリテーション学部, 教授 (60342185)
Keywords肢体障害者 / 体温調節 / 補装具 / 衣環境 / 快適性 / 着心地 / リハビリテーション
Research Abstract

【目的】肢体障害者は運動機能だけでなく体温調節機能にも障害をもつことが多い。自律性体温調節反応において四肢末梢部は、重要な部位であり、四肢部の着衣状態は体温調節に大きく影響する。しかし、肢体障害者に用いられる補装具は、運動機能の補助増進が達成されれば、補装具の快適性、即ち着心地は健常者の衣環境ほどには関心をもたれてこなかった。そこで、補装具使用者が心身ともに元気になるように補装具を改良することを目的に、「補装具の着心地」について調査を行った。
【方法】装具販売K社の協力により、1年以上更生装具を使用している恒常的装具使用者を対象に2006年9月10月に販売した顧客リストに基づき431人に郵送留め置き法による質問紙調査を2007年12月5日から12月25日の間に行った。調査協力者には個人を特定することができないことを説明し、調査協力承諾書を会社に提出していただくとともに、回答用紙は無記名で本学リハビリテーション学部に回収した。
【結果】調査票は回収率45%であった。男性が65%、年齢は60-70代が48%を占めた。使用装具の種類は下肢装具が85%であった。そのなかで最も多いのが下肢装具(プラスチック)と短下肢装具(靴型)でいずれも42%、次いで義足(大腿・下腿)17%であった。ほぼ90%が「補装具の正しい装着の仕方」と「補装具をつける目的」について説明を受けていて、96%が「補装具をつける目的」を自覚していて、97%が「補装具を使うことを必要」だと感じていた。使いたくない理由(複数回答)で20%以上を占めたものは多い順に「中に汗をかく」「中がむれる」「つけはずしが面倒」「履きたい靴をはけない」「靴が履きにくい」「あたると痛い」であった。本調査は使用者の意見を着心地改善に反映させる資料として重要な意義を持つものであり、回答者の中により快適な装具作成を願う記述があった。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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