2007 Fiscal Year Annual Research Report
妊娠期における日本型食生活の食育が授乳期の母親の心身の健康に与える効果
Project/Area Number |
19650218
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Research Institution | Foundation for Advancement of International Science |
Principal Investigator |
坂本 成子 Foundation for Advancement of International Science, バイオ研究所, 研究員 (60419869)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 和雄 財団法人国際科学振興財団, バイオ研究所, 所長 (70110517)
林 隆志 財団法人国際科学振興財団, バイオ研究所, 研究員 (80399328)
林 啓子 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (50156436)
村井 文江 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (40229943)
木元 幸一 東京家政大学, 家政学部, 教授 (60133378)
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Keywords | 食育 / 妊娠期 / ストレス / 心理 / 生化学 / 免疫 / 食品 / 生理 |
Research Abstract |
妊娠期6〜7ケ月から1〜2週間間隔で食育教室を6回実施し、「米飯を主食とした日本型食生活が心身の健康と出産後の母乳成分(免疫成分)に良い影響を与える事」について啓蒙を行った。さらにその前後で食事調査、心理、生理、免疫、ストレス生化学指標のデータ収集を行った。 食育教室では参加者が自主的に食生活を改善するための効果的な方法として、各人が自らの目標を設定し、その目標達成に向かって情報収集を行い、どのような行動を具体的に行ったかを継続して記入していくポートフォリオの手法を採用した。その活用方法については、オリエンテーション時にレクチャーを行い、それぞれ自分だけのポートフォリオを食育教室参加時から出産後3,4ケ月まで作成してもらった。 参加人数が必要数一度に集まらなかったので、19年度10月から3クールに分けて食育教室を実施し、20年度の6月迄継続中である。1クール目の参加者においては出産後の母乳を含めた全てのデータの収集を終了した。2クール目、3クール目は現在進行中である。さらに食育教室に参加しない同時期の妊婦をコントロールとして、データ収集を行っており、こちらも実施継続中である。 今回の研究におけるデータの解析はまだ行っていないので、食育教室の効果については現時点で考察できない。ただ、この時期の女性に継続的に食育教室に参加してもらうこと自体大変難しく、その意味では当初考えていた条件でのデータ収集は順調と考える。
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