2007 Fiscal Year Annual Research Report
科学教育における日本型キー・コンピテンシーの国際標準化
Project/Area Number |
19650227
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
稲垣 成哲 Kobe University, 人間発達環境学研究科, 教授 (70176387)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野上 智行 神戸大学, 学長 (80127688)
山口 悦司 宮崎大学, 教育文化学部, 准教授 (00324898)
竹中 真希子 大分大学, 教育福祉科学部, 准教授 (70381019)
三宅 志穂 高知大学, 教育学部, 准教授 (80432813)
溝邊 和成 甲南女子大学, 人間科学部, 教授 (30379862)
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Keywords | 科学教育 / キー・コンピテンシー |
Research Abstract |
平成19年度の本研究は,以下のような研究が遂行された。 1.文献・資料の収集とデータベース整備 科学教育におけるキー・コンピテンシーやリテラシーに関わる先行研究の現状を俯瞰し,その実態を整理するために,国内外の科学技術教育関連図書,論文,資料を収集し,分析した。収集した文献・資料は,データベース化するとともに,現在Web上で公開する準備をしている。 2.先駆的な事例等に関する海外実地調査 科学教育において先駆的な取り組みを行っている諸外国の研究機関等を訪問し,キー・コンピテンシーやリテラシーに関する文献資料や関係者を訪問してインタビュー資料を収集した。調査地は,初年度の本年は,フィンランド教育科学省,Asian SIG meeting on mobile and ubiquitous learningが開催される香港大学などであった。 3.科学教育における日本型科学キー・コンピテンシーの暫定的なモデル構築と予備的評価 上記1,2の調査・分析に基づいて,科学教育における日本型キー・コンピテンシーの暫定的なモデルを構築し,その体系化を試みた。また,モデルの妥当性を検討するために,科学教育にかかわる各種ステイクホルダー(科学教育研究者,教師,保護者,子ども,教育委員会関係者等)に小規模なヒアリング調査を実施した。2の調査結果も含めて,本年度の成果は,日本教育方法学会(京都大学),CASE 2008(台湾)などで発表した。
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Research Products
(2 results)