2007 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者を主体とした地域教育コミュニティーの構築に関する調査研究
Project/Area Number |
19650232
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
北村 彰 Kanazawa Institute of Technology, 基礎教育部, 教授 (80104769)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹俣 一也 金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (50167491)
南出 章幸 金沢工業高等専門学校, 電気情報工学科, 准教授 (20259849)
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Keywords | 地域交流 / コミュニティー / 高齢者 |
Research Abstract |
本研究は、地域に住む高齢者の経験力および対話力を生かして、地域コミュニティーを活性化し地域の教育力を向上させるための教育支援システムの構築を目的とする。具体的には高齢者が「これまでのキャリアを基に地域の教育・啓蒙・発展などに寄与する人、すなわち地域コミュニケーターとして児童生徒と交流し、地域全体の教育力を向上させる活動を支援するシステムを開発する。ここでは、高齢者から児童生徒への知識や経験の伝授を円滑に実施するコミュニティーおよびそれを支援するシステム構築の可能性について調査する。 平成19年度は以下の通り実施した。 (1)高齢者の地域コミュニティーにおける活動に関する調査 地域において高齢者を対象に実施している活動を調査し、我々の地域における科学教育推進活動と協調できるかについて検討した。その一環として、自治体が実施する高齢者対象の生涯学習講座において科学実験講座を担当し、高齢者の科学に対する興味について調査した。 (2)地理情報を用いたモバイル型野外観察支援システムの開発 高齢者の方々が野外体験学習において地域コミュニケーターを担当したときに、その活動を支援する教育システムについて検討した。そして遺跡散策を支援するシステムについての可能性を調査し,基盤システムの設計を行った。 (3)地域を題材にした教材データの収集 地域環境を理解するための教材コンテンツの作成に備えて、地域の基礎的な環境データ(気温・湿度)の観測・収集を実施した。
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