2008 Fiscal Year Annual Research Report
大学生の授業外議論を支援するテーブル型情報スタンドの研究
Project/Area Number |
19650236
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
鈴木 栄幸 Ibaraki University, 人文学部, 教授 (20323199)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 淳 筑波大学, システム情報工学研究科, 講師 (80345157)
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Keywords | テーブル型インタフェース / 議論支援 / アウェアネス / 授業情報端末 / 授業外議論 |
Research Abstract |
本研究の本研究の目的は、大学生が授業の内容について授業外で議論することの促進である。そのために手段として、一緒に学習をおこなっている仲間が今何をしているのかをテーブル上に提示するアウェアネス装置を考案し、試作をおこなった。このシステムにおいて、アウェアネス表示部として、実体を持つ首振り人形を採用した。その人形の土台部分には小さな穴を設け、そこに、複数のペグを刺すことができるようにした。このペグによって、どんなイベントが発生した時に、首振り人形の首が振れるのかを設定できる。ペグは、主語ペグと述語ペグからなる。主語ペグは「誰が」を示すペグで、述語ペグは「何をした」を示すペグである。例えば、このペグの組み合わせにより「鈴木君が、×××のファイルを編集しはじめたら知らせる」「田中さんが、科学の教科書を机の上に置いたら知らせる」といったアウェアネス情報設定が可能となる(教科書を置いたことの探知は、教科書にRFIDタグを取り付け、テーブルにアンテナを設置することによって可能となる)。この装置によって、テーブルを取り囲んで議論をしている最中に、他の場所(自習室や自宅)で作業している学生の作業状況が把握され、それよって、議論が促進されると期待される。今後は、このシステムの実場面における評価と改善をおこなう。
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Research Products
(3 results)