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2008 Fiscal Year Annual Research Report

博物館に特化したゲームの学習効果-3Dシミュレーションと融合した展示手法の開発-

Research Project

Project/Area Number 19650250
Research InstitutionNational Institute of Multimedia Education

Principal Investigator

近藤 智嗣  National Institute of Multimedia Education, 研究開発部, 准教授 (70280550)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 有田 寛之  国立科学博物館, 事業推進部, 専門職員 (70342938)
Keywordsヒューマンインタフェース / ゲーム / 3D / シミュレーション
Research Abstract

本研究は,博物館における新しい展示手法として,展示空間と展示物に3Dシミュレーションゲームを融合させ,効果的な学習環境を提案するものである。この目的のためには,博物館内を無線LANでネットワーク化し,学習者は携帯端末を携帯して移動しながら展示資料を観察することになる。当該年度では,前年度の基盤システムを大幅に改良し,データベースサーバーに無線LANを経由して携帯型ゲーム機からアクセスできるシステムを開発した。このシステムでは,ユーザー登録,クイズの出題,分岐,複合現実感のマーカー表示,ステイタスの更新などが可能で,ユーザーの操作履歴を記録できるようにした。2009年2月には,このシステムに進化をテーマにしたクイズ集を登録し,同時に4名までが参加できる実験展示イベントを3日間行った。参加者は,展示標本を観察しながらクイズに答え,携帯端末の指示に合わせて移動することになる。また複合現実感技術もこのシステムに組み込み,2ヵ所にHHD(ハンドヘルドディスプレイ)を設置し,魚竜の頭骨に全体像を重ね合わせる展示と,ティロサウルスとバシロサウルスの全身骨格にCGアニメを合成し,泳ぎ方の違いを確認してクイズに答えられるようにした。また複合現実感では,携帯型ゲーム機上に表示されたマーカーを小型ディスプレイの下に置くと3DCGが携帯型ゲーム機上に表示され,それがクイズとなるようにした。さらに,展示場所のガイド機能を複合現実感で行うことも試みた。実験の結果,全体的なシステムの構成には問題無かったが,クイズの修正点や展示場所に迷うケースがあり,次年度への課題となった。

  • Research Products

    (3 results)

All 2008 Other

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] 拡張現実感を利用した分子構造観察システム2008

    • Author(s)
      浅井紀久夫, 近藤智嗣
    • Journal Title

      メディア教育研究 vol.4

      Pages: 37-43

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 展示とPDA2008

    • Author(s)
      近藤智嗣, 廣澤公太郎, 伏見清香, 森望
    • Journal Title

      展示学 45号

      Pages: 20-25

  • [Remarks]

    • URL

      http://ship.nime.ac.jp/~tkondo/swf/mr_shinka_game.swf

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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