2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19652016
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
武井 和人 Saitama University, 教養学部, 教授 (80154962)
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Keywords | 自筆本 / 文献学 / 書誌学 / 古典籍学 / 版本学 / 編集文献学 / 校勘 / 古文孝経 |
Research Abstract |
(1)研究発表会を2回実施した。 【第1回研究発表会】 平成20年9月19日・於:埼玉大学研究機構棟4階映像メディア実習室 ※コーディネーター:明星 野中進(埼玉大学・教養学部・准教授ロシア文学・文学理論)「電子テキスト事始め-文学理論との関連から」 松原良輔(埼玉大学・教養学部・彰鰍授ドイツ文学)「音楽における「原典」?」 武井和人「禁裏所蔵本の来歴とその周縁」 大塚秀高「余嘉錫の学問」 【第2回研究発表会】 平成21年3月26日・於:埼玉大学・教養学部・大学院演習室 武井和人「校勘に関する-試論-アヂサヰ・アヂサエ・アヅサヰ・アヅサエー」 (2)宮内庁書陵部蔵伝一条兼良自筆『古文孝経』〔401・39〕を調査した 平成21年2月20日、武井。後日、紙焼入手。詳細な検討は平成21年度に行う予定, (3)大韓民国・ソウル大学・奎章閣所蔵古典籍を調査した。 平成20年9月8日〜10日、武井・川島絹江(東京成徳短期大学・教授)。特に、『捷解新語』各種版本』一部撮影。 (4)自筆本を含む研究資料・図書を蒐集した。 影印本各種叢書が中心。特に、尊経閣善本影印集成・冷泉家時雨亭叢書。 (5)冷泉家時雨亭文庫蔵『百人秀歌』(鎌倉後期写)の誤記をとりあげ、誤記がなぜ発生するかを考察し、論文として発表した。 この研究は、平成19年度からの継続である。
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