2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19652037
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
萬宮 健策 Osaka University, 世界言語研究センター, 講師 (00403204)
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Keywords | スィンディー語 / 現代インド・アーリヤ諸語 / 社会言語学 / インド亜大陸 |
Research Abstract |
平成20年度(第2年度)は、初年度から得られた資料や情報を発表する年であると位置づけ、成果発表の場として2度の国際会議への出席および研究ノート等を発表した。まず、10月にパキスタンのハイルプールにあるシャー・アブドゥッラティーフ大学において開催された「文学と国民意識」に関する国際シンポジウムにおいて、これまでの研究の状況を発表するとともに、会議参加者と意見交換を実施することができた。また、12月に東京外国語大学で開催された会議においても、研究発表を行うとともに、会議参加者の意見を承る機会を得た。 文章による研究成果の発表では、月刊言語2009年1月号(大修館書店)において、スィンディー語調査の概略を「私のフィールドノートから」という文章にまとめたものを掲載していただいたほか、年度末には、これまでの研究を継続してきて生じた疑問点を、研究ノートの形で世界言語研究センター論集第1号に投稿した。 今年度は2年目に当たり、初年度から収集を開始した資料・情報との整理を行い、上述のとおり、得られた情報は、ホームページ(裏面参照)にも適宜公開を始めている。資料収集はほぼ完了しているので、最終年度となる平成21年度に向け、業績のまとめとして、資料集もしくは基礎文法をまとめるべく準備を開始している。最終年度には、これを出版するとともに、ホームページに公開し、次の段階の研究に向けた基礎資料およびほかの研究者に対する情報提供を行う予定である。
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Research Products
(5 results)