2007 Fiscal Year Annual Research Report
日本人のためのアラビア語教授法の開発-アラブ文化要素の効果的活用-
Project/Area Number |
19652060
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Kyoto Notre Dame University |
Principal Investigator |
鷲見 朗子 Kyoto Notre Dame University, 人間文化学部, 准教授 (20340466)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橘堂 弘文 京都ノートルダム女子大学, 教授 (80259613)
鷲見 克典 名古屋工業大学, 工学研究科, 教授 (70242906)
高階 美行 大阪大学, 外国語学部, 教授 (70144540)
高梨 庸雄 京都ノートルダム女子大学, 教授 (10113812)
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Keywords | 教育学 / 外国語 / アラビア語 / 教授法 / 学習理論 |
Research Abstract |
研究成果は、1.海外のアラビア語教育機関でのインタビュー調査、2.海外のアラビア語教育機関での授業分析のための授業ビデ才撮影、3.日本で行うアンケート調査の準備、4.文献と教材の収集およびその分析と考察、を行ったことで、詳細は次のとおりである。 1.については、チュニジアのエルマナール大学ブルギバ近代言語研究所(Tunis El Manar Univercity Bourguiba Instute for Modern Languages)のアラビア語科において日本人学生へのインタビュー調査とチュニジア人教師へのインタビュー調査を実施した。また、アメリカのノースカロライナ大学チャペルヒル校においてもアラビア話教員(アラブ人、アメリカ人)へのンタビュー調査を行った。いずれの調査も動機づけとアラブ文化要素についての質問項目が中心になっており、アラビア語教育においてアラブ文化要素の果たす役割が大きいことが検証された。 2.では、チュニジアのブルギバ近代言語研究所アラビア語科において授業のビデオ撮影を実施した。英語授業分析め手法を用いながら、ビデ才を詳しく視聴し授業分析調査検討を行った。 3.に関しては、日本のアラビア語教育機関で行うアンケート調査の質問項目を検討した。その際、1.のインタビュー調査の結果を参考にした。 4.において、関連分野の先行研究を調査の結果、「動機付け」が言語学習のなかで重要な要素の一つであることがわかったので、動機付けと文化要素の関連性も研究していくこととした。アラビア語教授法においては特にアラブ文化要素について、外国語教授法においては主に動機づけについての文献を収集・精読し、上の1〜3の調査の分析と考察に活用した。海外のアラビア語機関で入手した教材も各調査において参照を行った。
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Research Products
(12 results)