2007 Fiscal Year Annual Research Report
1980年代日本のナショナリズム-政治思想からのアプローチ
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19653011
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
米原 謙 Osaka University, 大学院・国際公共政策研究科, 教授 (30137301)
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Keywords | ナショナリズム / 新保守主義 |
Research Abstract |
1.関連資料の収集 1980年代の日本政治とナショナリズムにかんする書籍・資料を収集した。その中心は、1)中曽根康弘内閣時代の政治と思想に関するもの 2)中曽根康弘の戦後の政治的経歴とその思想に関するもの 3)ナショナリズムに関する一般理論に関するもの、4)新保守主義やポスト産業化時代の政治の特徴に関するもの、などである。 2.ナショナリズム研究会での出席・発表 1)6月16日(場所:同志社大学 博遠館)平野敬和「橋川文三のナショナリズム論」の報告を聞いて、討論に参加した。 2)9月29日(場所:同志社大学 博遠館) 「ポスト産業社会とナショナリズム」のタイトルで、高度経済成長期以後の日本のナショナリズムの変容について発表し、出席者と討論した。 3)10月14日(場所:同志社大学 光塩館) 日本の戦後ナショナリズムについて、長妻三佐雄氏(大阪商業大学)の報告を聞いて、討論に参加した。 3.学会・シンポジウムへの出席・発表 1)6月29〜30日に早稲田大学で開催された日韓共同学術会議「日本と韓国における憲法と民主主義」に出席し、討論に参加した。 2)10月6〜8日に明治学院大学で開催された日本政治学会に出席し、「四つ戦争と日本ナショナリズムの変容」という題で発表した。また別のセッションでコメンテーターを担当し、本課題に関する最近の研究動向について情報を収集した。
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Research Products
(1 results)